農業用ハウス内環境の制御 |
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施設(ハウス)栽培の生産者の方にとって、生産性をいかに上げるかが、常に大きな関心事です。
ミスト装置は夏場の施設内の冷却、乾燥時の加湿による湿度管理装置として効果的に使用されています。
ハウス栽培の先進国オランダでは、照明、CO2、湿度、温度など施設内の環境を制御することによって高い収量、生産性を実現し、高い評価を得ています。その中でも飽差(ほうさ)制御によるミスト装置が注目を浴びています。飽差とはある温度、湿度の空気にどれだけ水蒸気が入るかを示す値で、この値は植物が気孔を開き、CO2を取りこむ際に大きな影響を与えるとされています。植物がCO2を取りこむ最適な環境を作り、生産性を向上するとして、飽差センサーを装備したミスト装置は期待されています。 冷却として使用する場合施設内の換気が重要になります。湿った空気を換気し、湿度が上がることを抑えることにより、ミストの気化を促進、施設内の温度をより下げることができます。
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ハウス用ミスト装置の概要 |
- 作物を濡らさない口径極細のノズルを採用。
- ミスト停止時のノズルからの水滴落下を防止する電気式ドレインを装備。
- 制御盤による自動運転(24時間タイマー、間欠運転)。
- 各種センサー(温度、湿度、飽差)による制御。
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10a (25m×40m)の農業施設の標準的なミスト装置 |
■ 加湿・飽差(ほうさ)用ミスト装置
■ 冷却用ミスト装置
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