熱中症の罹患数は増加の傾向にあります。熱中症対策に苦慮されている工場にとって、ミスト装置は
省エネの冷却装置です。また節電の観点では、ミスト装置の導入によりエアコンに比べ大幅なコスト削
減を実現しながら熱中症問題を克服された工場があります。
- 例えば、W20m×D30m×H9mのスペースで、換気装置(換気回数10−20回/時)のある工場で2−4℃作業スペースの温度を下げたい場合、気化に必要な水量は約4−5リットル/分と計算されます。
屋内のミスト装置には口径の最も小さなミストノズルを採用しますが、120個取り付ければこの水量(水圧7MPa)となります。 つまり作業場の周囲に70−80cmピッチでノズルを取り付ければ建屋全体を冷却することができます。
ランニングコスト
月間水道料:10,000円程度(1日8時間、月25日、東京都の上水料金を参考に計算)
月間電気料金:5,000円程度と概算されます。
- 機械、計器類などにはミストの噴射を避ける設置ができます。
- 紙の加工工場など冬季の加湿が必要な工場では、冬季は加湿用に、夏季には熱中症対策の冷却にミスト装置をうまく使い分けされているケースがあります。
お勧めする施設:すべての工場(特に過熱処理を必要とする工場)、自動車の整備工場、倉庫など
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